本書はちょっとしたゲームも作れる電子工作プログラム練習ミニデバイス、AVRBoy(エーブイアールボーイ)の説明書です。 本書では簡単な利用方法について記載します。
AVRBoyは回路図など作成に必要な情報のほとんどをWebに公開しています。ページのリンクを記載していますので、詳しくはそちらを参照してください。
https://fuzzilia.github.io/avrboy/index

AVRBoyはOLED、ボタン、ボリューム、ブザー、RTCの機能を備えたCR2032のボタン電池で稼働可能なコンパクトなミニデバイスです。 マイコンにはATTINY3226を使用しているため、Arduino IDEなどを用いた汎用的な開発が可能です。
AVRBoyは1つ1つ手作りしているため、個体差があります。以下の点に注意してください。
| 名称 | 個数 | 備考 |
|---|---|---|
| AVRBoy本体 | 1 | サンプルプログラム書き込み済み |
| L字棒 | 1 | 電池取り出し用 |
AVRBoyの各部構成は以下のようになっています。

| 名称 | 説明 |
|---|---|
| OLED | 128×64ドットの白色OLEDの画面です。中間色は仕様上表示できません。 |
| ボリューム | 音量を調節するためのボリュームです。上に回すと大きく、下に回すと小さくなります。 |
| スピーカー | 圧電スピーカーです。音を鳴らすことができます。 |
| 電源スイッチ | 電池で起動させる際の電源スイッチです。上にスライドさせるとON、下にスライドさせるとOFFになります。PCに接続する際は必ず電源スイッチをOFFの状態にしてから接続してください。 |
| A、B、X、Yボタン | サンプルプログラムでは基本的にAで決定、Bでキャンセルや戻るなどの処理を割り当てています。X、Yについてはサンプルプログラムでは特に使用していません。 |
| UP、RIGHT、LEFT、DOWNボタン | サンプルプログラムではカーソルの移動で使用します。 |
| 書込用コネクタ | ケーブルの差し込み口です。PCからAVRBoyにプログラムを書き込む時に使用します。書込用コネクタを使用する際は必ず電源スイッチをOFFにしてください。 |
| 通信用ソケット | AVRBoy同士で通信するためのソケットです。TX、GND、RXの3線を引き出しています。 |
| 電池カバー | 回転式になっており、くぼみに指でひっかけて引き上げる形にすると開きます。 |
AVRBoyはCR2032のボタン電池で稼働可能です。 本体背面の電池カバーを開くと、電池にアクセスできます。
カバー側にリボン紐が取り付けられているので、そのリボン紐の両端を引っ張ることで電池を取り出すことができます。

電池を入れる際は予めリボン紐を電池ボックス内に入れておき、そのリボン紐を電池ボックス内に押し込むような形で挿入してください。 こうすることで再度取り出す際にもリボン紐を引っ張るのみで電池を取り出すことが可能になります。
電池が取り出せなくなった場合は、同梱しているL字棒や爪楊枝など電気を通さない細いもので電池ボックスの隙間から押し出す形で取り出してください。
AVRBoyでは予めサンプルプログラムが書き込まれています。AVRBoyのライブラリと書き込んでいるサンプルプログラムについては今後公開を予定しています。
Aボタンが決定、Bボタンはキャンセルや戻るなどに使用し、UP、RIGHT、LEFT、DOWNの4ボタンは選択する時などに使用するように設定しています。
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| ミニゲーム | ジャンプとあんざんの2つのミニゲームを収録しています。ジャンプは流れてくる障害物に対してタイミングよくAボタンを押して飛び越えるゲームです。あんざんはフラッシュ暗算を行い正しい答えを選択するゲームです。 |
| じこく | 現在時刻を表示します。Aボタンを押すと時刻設定ができます。 |
| ヘルプ | AVRBoyに関するトップページのQRコードが表示されます。 |
AVRBoyではPCとのシリアル通信の変換器としてCH340Kを使用しています。 予めPC側でCH340Kのドライバーをインストールした上で、AVRBoyとPCを接続してください。
AVRBoyへの書込み用のソフトウェアとしてAVRBoyWriterを作成しています。 以下のGitHubリポジトリのreleasesから最新のものをダウンロードし、READMEに従って使用してください。